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- ラッパの響き
建築設計事務所アトリエニシカタの公式オンラインストアです。アトリエニシカタが制作に関わった本などを販売します。 「ラッパの響き」は、『マティス 画家のノート』にある言葉です。原書の仏語は coup de clarion、英訳はcralion callとあります。以下に参照部分を引用します。 —よく人は二つの色を並べて置きます。それは人が思うほど調和しないのです。第三の色を置くことによって美しい効果、ファン・ゴッホがエミール・ベルナールに語ったようなあの“ラッパの響き”を得るのです。 —私は自分の色を置きました。これは私のカンヴァスの最初の色です。そこへ第二の色を加えました。その場合、この第二の色が最初の色と調子が合わないように見えたとき、やり直しをせずに、この二色に調和するに違いない第三の色を置いたのです。こうして、自分の絵のなかに完全な調和を作り上げたという感じ、また、私に絵を描かせた情動の重荷から解放されたという感じを持つまで続けねばならなかったわけです。 (アンリ・マティス, ドミニック・フルカド編『マティス 画家のノート』二見史郎訳、みすず書房) 「ラッパの響き」は、直観を計画へと導く具体的な道筋を示す手法であり理論であることから、アトリエニシカタはこれを、普段の業務における思考の支えとしています。 アトリエニシカタURL www.atelier-nishikata.info/